治療方針

治療方針

方針イメージ

思いやる心を大切にした診療を心がけています。 「小児科は問診が大変でしょう!。 どこが痛いのか、かゆいのかはっきり訴えてくれないし」と言われたことがあります。 でも、小児科医であれば、そこは問題にはなりません。 ここが痛い、気分が悪い、かゆい、つらいなど症状を雄弁に示してくれます。 そんな子供たちが示す信号を理解できることが小児科医の特技だと考えています。だからこその経験であり、無駄に診察してきたわけではないのです。 ある意味、皮膚疾患も同じで、皮膚の状態ははっきり原因を物語ているようです。残念ながら、その一部しか理解できないのです。
内科は? 時に大げさで、時に勘違いがあり、診断に苦慮することがあります。

様々な患者様の要求に答えるためには、思いやりが重要と考えています。 思いやりの心とは、やさしをもって対応することではなく、生活など社会的な背景まで思いを尽くすということです。 結果満足のゆく診療を提供できると考えています。

病気に対する考え方
当院の対象とするのは初期医療です。 最も大切なことは、対象とすべきでない疾患(救急を要するもの、外科的対応の必要なものなど)を区別し対応することです。 多くの疾患はほとんど自己治癒力で改善します。 むしろ放置したほうが結果が良いことすら経験しています。
処方の多くは、安心のためとも考えております。 たとえば、解熱剤。最近では解熱剤は服用しないほうが良いと、おっしゃるお母様も多いようです。 確かに使用しないほうが有熱期間短縮されたとの報告もあります。 夜中のつらい熱には、やや楽にする働きと、保護者の方の心配を改善する働きぐらいはあると思います。ここで不可欠な要素は、病態、処方薬等医療に対する説明です。理解できる爲の時間と説明の労は惜しみません。

治療の流れについて

  • 問診

    現在の症状、治療に対してのご希望などをお伺いします。
    特に小児科では問診が重要です。正確な情報を提供頂けるようお願いいたします。
  • 診察

    理学所見をとります。 必要に応じ血液検査、ウイルス検査等の簡易検査を行います。
  • 診断

    診察から得た情報をまとめ、診断します。
  • 治療と説明

    診断結果を踏まえ必要なお薬を処方したり、吸入などの処置をします。ここでまとめて、診断根拠、治療の内容等の説明をいたします。 

ジェネリック薬品への対応

ジェネリック薬とは何ですか?

特許の切れたお薬は他の製薬会社が自由に作ることができます。研究開発費が必要ないため一般に先行薬よりかなり安くなっています。 医療費をできるだけ削減することを目的に、このジェネリックの処方が勧められております。確かに、成分が同じわけですから、効果も同じと考えられるわけです。
むしろ飲みやすく工夫したものもあったり、使いやすくなったり、ジェネリクを価格以外でも評価できることがあります。一方で吸収が悪かったり、安定度に問題があったり、ちょいと信用できなかったりも多分に混在していると思います。

ジェネリック薬を処方しますか?

当院では一般的にジェネリックでもよいと処方箋に記載しております。ただ、皮膚科の薬の軟膏類は作り方にかなりのノウハウがあり、基材に薬を混ぜただけでは同一薬と考えにくいものがあります。そーいったものは変更不可としております。逆に点眼薬などにはジェネリックのほうが目にしみないなど、利点があるものもあります。どちらにしても使用者の判断が重要です。情報を頂きながら決めていきたいと思います。